脱法コオロギの集い-HaS-

はいどあんどしーくメンバーの自由気ままなにっき

冷凍コオロギの解凍方法について

 

 

お久しぶりの更新になります!

 

本日のブログ担当はひなたくんですʕ́•ﻌ•`ʔ

 

 


早速ですが、

皆さんはどのように冷凍コオロギを解凍していますか?



自然解凍や、熱を加えての急速解凍、湯煎による解凍。様々な方法があると思います。



実際に今まで通りに解凍を行なっている方も、初めて冷凍コオロギを手にされた方も、

 “どうやって解凍を行うのが一番いいのだろうか?”

 
一度は考えたことがありますよね?

 

 う~ん、多分あるよね!w

 

そこで今回は、どの解凍方法が最適なのかを考えていきたいと思います!
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 さて、コオロギは昆虫食の爬虫類では一番使われている餌ですね。

 


コオロギに含まれる栄養素の大部分は蛋白質になります。さらに、ビタミンやミネラルです。

 

しかし、冷凍することにより少なからず栄養素は破壊されてしまいます。

 

やはり活餌には敵いません…。


では、冷凍餌は使わない方がいいのか?

 
そうではありません!

他の餌とうまく併用していきましょう!

 

 

解凍による栄養素の破壊や流失を抑えることも重要です。

 

 
では次は、栄養素の破壊される原因を考えていきましょう!

 
☆一つ目は加熱です。


蛋白質が42℃で固まる!と言うのは皆さんも聞いたことがあるかと思いますが、実際に固まるわけではありません。


詳しく言うと、蛋白質の凝固が始まるのは約50℃からです。

 
42℃から起こるのは蛋白質の変性です。

 
ビタミンも熱に弱いものがあるので、できるだけ温度を上げない方がいいですね。

 

 
☆二つ目は腐敗です。


こちらは自然放置の時ですね。

時間をかければかけるほど、腐敗が進んでいきます。

 

 
他にもありますが、大きく分けてこの二つが原因となります。

 


となると、加熱しすぎずに早く解凍する!

と言うことが重要になりますね。


それでは、次は具体的な解凍例を挙げて一つずつ見ていきましょう。

 

 

自然解凍

 

今の季節なら自然解凍の場合は温室に入れますよね。

 

28℃くらいでしょうか。


これだと結構時間がかかってしまい、すぐ給餌を行いたいときには大変不便です。

 


解凍が済んでいて、つい忘れて他のことをしてしまい放置時間が長すぎると腐敗が進んでいきます。

 

 


加熱器具を使う

 

パネルヒーターにのせる場合は、表面温度が重要です。

 

42℃を超えてしまう場合があります。

すると、栄養素が徐々に破壊されてしまいます。

 

さらに、全体的に均等に加温されているわけではないので加温しすぎや、中心が解凍されていない場合もあり、意外に扱いにくいです。

 

 


湯煎解凍

 

ここまでくると皆さんお気付きかとは思いますが、


湯煎だと栄養素の破壊を最低限防ぐ温度にすることが可能で、全体的に加温が出来るので時間も短縮できます。



しかし、そのままお湯にドボンでは栄養素が流失してしまうので気を付けてくださいね。

必ずジップ付きの袋に入れてください。

 

 

 


実際に手順を撮ってみました。
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 最初に38℃のお湯につけます。5分もすると体液が出てきました。

 


実際やってみて分かったのですが、自然解凍と比べて体液の色が新鮮ですね。
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 中まできちんと解凍するために、もう5分置きます。

 
(ちなみに冷凍クロコM10匹+L12匹で行いました)

 


5分たち、コオロギの温度を測ってみましたが、適温になっていました。

これだとすぐに給餌を開始できます。
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サーモガンがあればコオロギの温度測定も可能なのでおすすめです。



しばらく置いて測っても、温度はさほど変わりませんでした。


中まで解凍できている証拠ですね。

触れる方は手のひらに乗せて確認するとさらに安心です。

 


匂いは自然解凍と比べて湯煎解凍は…若干薄いです。

活餌の場合、一匹一匹の匂いはそこまでしないので新鮮な証拠ですね!

※この時に“強い腐敗臭“を感じるときは冷凍時に腐ったコオロギが混じってしまっている場合です。

当店の冷凍コオロギではほぼないように細心の注意を払って管理していますが、ヒューマンエラーで混じってしまう可能性がございます。

そのような場合は原因のコオロギを探し取り除くか、全体に臭いが移ってしまった場合は新しいものと交換させていただきますので全て破棄してご連絡ください。

 

実際生体に与えてみて、どちらがいいのかは飼い主様ご自身で判断された方がいいかもしれませんね。

 

生体によって好き嫌いがあるかもしれません。

 

 
今回の最適な冷凍コオロギの解凍方法は湯煎解凍でしたが、実際は自然解凍も全然負けてはいません!


自然解凍で問題なのは時間がかかることと、放置しすぎて腐敗してしまうことなので

管理できる方にとっては一番楽な方法だと言えますね。

(ちなみに僕も自然解凍です。帰宅してすぐ温室での自然解凍を始めます。)

 
この場合は温室内の温度と同じになるまでが解凍の目安となります。

 

解凍する数で時間はかなり違います。
いずれの場合も中までしっかり解凍できたことを確認してくださいね。

 

 


冷凍コオロギは私達の忙しい生活の中で、長期的に活餌を飼育すると言う手間を省くことができます。

 

さらに、足なども処理されているので口腔内や食道を傷つける心配もなく、活餌のように体内で噛みつかれるといった心配もありません。

 
また、当ショップのコオロギはしっかり管理して栄養たっぷりに育てられています。


皆様の生体の健康維持のために、是非お試しください♪

 

 

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それでは、

 

 

良き爬虫類ライフを!!!!